近頃、ファッションや清潔感などを目的に、ますます需要が高まりつつあるメンズ脱毛。
脱毛の効果を最大限に引き出すためには、毛周期に合わせた適切なタイミングで施術を受けることがとても大切です。
しかし、体の部位ごとの毛周期や脱毛に適した間隔については、意外と知られていないもの。
今回は、メンズの毛周期と脱毛効果を高めるための方法についておさらいしていきましょう!
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記事を読む前に! 老けて見られた経験がある方は読んでみてください。
あなたのお肌は大丈夫?30代からの老け見え対策を始めよう!
メンズ脱毛需要の高まり
引用:【美容センサス2023年上期】≪エステサロン[脱毛]編≫
あなたのお肌は大丈夫?30代からの老け見え対策を始めよう!
脱毛に欠かせない毛周期の知識
脱毛の効果をより高めるには、施術を受けるタイミングが毛周期に合っていることが大切です。
しかし、毛周期とはどのような仕組みで決まっているのでしょうか。
ここでは、毛周期について基本的な情報を見ていきましょう!
毛周期とは
毛周期とは、毛が成長して生え変わるまでのサイクルのこと。
成長期と退行期、休止期の3つの周期について、詳しく説明していきます。
成長期
成長期は2段階に分かれており、第1段階は毛根にある毛母細胞が分裂しながら皮膚内で成長する期間です。
その後、毛母細胞が分裂によって角質化し、太くて丈夫な毛が皮膚の表面に現れる成長期の第2段階が続きます。
脱毛の仕組みは、毛母細胞の分裂を促す毛乳頭を破壊し、毛の成長を抑制するというものです。
つまりメラニン色素が濃い状態にある成長期の毛は、毛乳頭にレーザーや光を当てやすく、脱毛に最も適しているとされています。
退行期
成長期と休止期の間には、退行期と呼ばれる短い期間があります。
退行期とは簡単に言うと、毛母細胞の働きが弱まり、成長が止まることで毛が自然に抜け落ちる準備を始める期間のこと。
退行期にある毛は細くなり、メラニン色素もどんどん薄くなっていくことが特徴です。
毛乳頭から徐々に離れていくことから、脱毛のレーザーや光を当てても効果が得られにくい時期です。
休止期
成長期と退行期が終わると、成長が終わった毛が自然と抜け落ちる休止期に入ります。
毛が抜けたあとは数ヶ月から数年もの期間を経て、新しい毛が生えるための準備が行われます。
この時期には毛母細胞の分裂が停止し、毛は毛乳頭から離れてしまうので、脱毛の効果を期待することはできません。
脱毛の効果を実感するためには間隔を空けることで、成長サイクルの段階が異なる毛に対して均等にレーザーや光を照射していくことが大切です。
個人差がある
メンズの体毛は一般的に約20〜30%が成長期にあるとされますが、毛周期には個人差があります。
これは、ホルモンバランスによって毛周期が変動するためです。
ストレスや不規則な食生活、睡眠不足などが原因でホルモンバランスが乱れると、毛周期も乱れる可能性があります。
また、毛抜きで毛根ごと毛を処理すると、毛周期が乱れるおそれがあるため、注意が必要です。
毛や部位によってもバラバラ
毛周期は、毛の種類や体の部位によってもバラバラです。
基本的には、濃く伸びている毛は毛周期が長く、細く短い毛の場合は毛周期も短いと言われています。
例えば髪の毛やVIOの成長期は数年にわたる一方で、腕やスネなど体毛の成長期は数ヶ月程度と短くなっています。
そのため脱毛の際には部位ごとの毛周期を理解し、まんべんなく照射できるように施術間隔を空けることが大切です。
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部位別の毛周期一覧
ここでは部位別に、成長期と休止期を一覧でご紹介します。
成長期 | 休止期 | |
ヒゲ・顔 | 4ヶ月~1年 | 2~3ヶ月 |
VIO | 1~2年 | 1年~1年半 |
脇 | 4ヶ月 | 3ヶ月 |
脚・スネ | 4ヶ月 | 6ヶ月 |
腕 | 3~4ヶ月 | 4~5ヶ月 |
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ベストな脱毛間隔は?
体の部位ごとに毛周期が異なることは分かりましたが、脱毛効果を最大限に引き出すためには、どれほど間隔を空けるのがベストでしょうか。
脱毛で人気の部位ごとに、おすすめの脱毛間隔を見ていきましょう。
ヒゲ
ヒゲ脱毛を行うなら、2~3ヶ月に一度施術を受けるのがベスト。
休止期に合わせることで毎回成長期の毛が入れ替わり、レーザーや光をある程度均等に当てられる可能性が高まります。
顔の皮ふは薄く、コンディションによっては敏感に反応してしまうことがあるため、大切なイベント前や乾燥している時期は避けるなど調整をしてみてください。
VIOや脇
VIOや脇の毛の脱毛は、3ヶ月ほど間隔を空けるのがおすすめです。
VIOの毛は、他の部位の毛と比べて成長期と休止期が長く、1年~2年ほどかかります。
脇の毛と同様に3ヶ月間隔で施術を受けるのがベストですが、休止期にある毛が数年後に再び生えてくる可能性があるため、長期的なアプローチが必要です。
脚や腕
脚や腕の毛の脱毛をするなら、4ヶ月程度間隔を空けてみてください。
脚の毛の休止期に合わせると6ヶ月間隔での脱毛が理想ですが、脱毛効果が得られるまでの期間が長期化してしまいます。
そのため、腕の毛の休止期に合わせた4ヶ月間隔や、他の部位に合わせた3ヶ月間隔で脱毛を受けることがおすすめです。
※クリニックやサロンによって施術頻度が異なるので、それぞれカウンセリングを受けて推奨された頻度で通うようにしましょう。
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男性と女性の毛周期の違いについて
男性と女性の毛周期を比較すると、男性の方が一般的に周期が短いとされています。
これは、男性ホルモンであるテストステロンが体毛を濃くする働きを持ち、男性はこのホルモンが活発に分泌されているためです。
さらに、ストレスや食生活の乱れ、肥満などがテストステロンの分泌を活性化させ、毛周期を短くすると考えられています。
しかし、テストステロンは20代をピークに徐々に減少していくため、年齢を重ねるごとに毛周期も長くなる傾向にあります。
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脱毛サロンの選び方
ここでは、それぞれのメリットやデメリットを比較しながら、自分にぴったりの脱毛サロンを選ぶポイントをお伝えします。
費用や期間、導入機器もさまざまなので、ライフスタイルに合わせて検討してみてください。
脱毛サロンを選ぶときはここに注目!
- 医療脱毛かサロン脱毛か
- 脱毛方式と導入機器をチェック
- 痛みや刺激に弱いなら
- 費用を抑えたいなら
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
医療脱毛かサロン脱毛か
脱毛にはクリニックで受ける医療脱毛と、エステで受けるサロン脱毛の2種類があります。
大きな違いは脱毛器の出力と、効果が実感できるまでにかかる期間です。
医療脱毛は脱毛器の出力が強いため、少ない回数でも効果が期待できます。
サロン脱毛は脱毛器の出力が弱いため回数はかかるものの、肌への負担が少ないことがメリットです。
脱毛方式と導入機器をチェック
ここでは3種類の脱毛方式の特徴をチェックしていきましょう。
導入されている機器はクリニックやサロンによって異なるので、サロンを選ぶ際は導入機器も忘れずにチェックしてみてください。
IPL脱毛
IPL脱毛とは光脱毛の一種で、複数の波長をもつ光がメラニン色素に反応し、毛乳頭へ熱ダメージを与えることで脱毛効果が得られる仕組みです。
毛が濃い部分や皮ふが薄い部分はゴムではじかれたようなパチッとする痛みを感じることもありますが、ジェルや脱毛器のヘッドの冷却機能で冷却することで熱さや痛みを抑えながら施術が行われます。
IPL脱毛機には広範囲のメラニンに働きかけることで施術時間を短縮できたり、太くて硬い毛にも効果が期待できたりといった魅力があります。
日本人の肌に合わせて改良されている国産機を導入したサロンもおすすめです。
SHR脱毛
蓄熱式脱毛の一種であるSHR脱毛とは、毛包に繰り返し弱い熱を当てることで発毛の指令を出すバルジ領域にダメージを与える脱毛方式のことを指します。
痛みや熱を感じにくく、メラニン色素が薄い毛や白髪にも脱毛効果が得られやすいことがメリットです。
その分、IPL脱毛よりは効果が実感できるまで回数を要することがあるという点に注意が必要です。
サロン脱毛はもちろん、医療脱毛にも蓄熱式レーザー脱毛として機械が導入されていることがあります。
レーザー脱毛
医療脱毛として知られるレーザー脱毛も、IPL脱毛と同様にメラニン色素に反応して毛乳頭を破壊し、脱毛効果が得られる方式です。
IPL脱毛よりも出力が高いので、少ない回数や短い期間で効果を実感することができます。
さらに、回数を重ねることでほぼ永久脱毛に近い効果が期待できることから、自己処理による肌へのダメージを軽減できることも大きなメリット。
一方で、成長期にある毛にしか反応しないということと、刺激を感じやすいということ、サロン脱毛よりは費用がかかるということに注意が必要です。
痛みや刺激に弱いなら
痛みや刺激に弱いなら、出力が弱いサロン脱毛がおすすめです。
出力が弱い分、回数や期間はかかりますが、肌のコンディションに合わせて着実に脱毛を進めることができます。
乾燥しやすい冬や汗をかく真夏など、肌トラブルが出やすい時期を避けて施術を受けることも大切です。
費用を抑えたいなら
脱毛にかかる費用をなるべく抑えたい場合も、サロン脱毛がおすすめ。
なぜなら、医療機関でしか取り扱えないレーザー脱毛は費用が高く設定されているためです。
サロン脱毛は部位ごとのセット割引やキャンペーンなどが実施されていることも多いため、よりリーズナブルな価格で始められることがあります。
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脱毛効果を高めるために気を付けたいこと
せっかく脱毛を受けるなら、日々の生活でも脱毛効果を高める習慣をつけたいですよね。
ここでは最後に、脱毛期間中に心がけたい3つのポイントをご紹介します。
保湿対策をしっかりと
脱毛の効果を高めるためには、肌の保湿をしっかりと行うことが大切です。
保湿をしっかりと行うことで肌がしっとりと柔らかくなり、脱毛後に体毛が抜けやすくなります。
特に脱毛後は熱や光のダメージで肌が乾燥しやすくなっているため、クリームなどで保湿をしてあげましょう。
日焼けも避けるように意識
脱毛を行っている期間中は、日焼けも避けるように意識しましょう。
日焼けした肌にIPL脱毛やレーザー脱毛を行うと、メラニン色素に反応して火傷のリスクが高まってしまいます。
また、バリア機能が低下した脱毛後の肌は、乾燥やかゆみなど肌トラブルを引き起こしやすくなっているため、日焼けを避けることが大切です。
日焼け止めや長袖の服、帽子などで日焼けを防ぎましょう!
クリニックやサロンの提案通りに通う
脱毛効果を高めるためには、クリニックやサロンの提案通りに通うことがベスト。
クリニックやサロンでは経験に基づき、プロのスタッフが一人ひとりに合わせた脱毛の間隔や回数などをアドバイスしてくれます。
自己判断で施術間隔を狭めたり空けたりすると、毛周期と合わなくなり脱毛効果が得にくくなるため、スタッフの提案通りに通うことがおすすめです。
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毛周期をしっかり理解して脱毛効果を高めよう
今回は、脱毛の効果を高めるために知っておきたい毛周期について、徹底解説しました。
毛周期について理解していないと、「脱毛効果がすぐに出ない」「全然ムダ毛が減らない」と焦りが出てしまいます。
毛周期をしっかりと理解していればそんな心配が軽減されますので、じっくりと脱毛に向き合ってツルツルの美肌を目指せるでしょう。
毛周期を理解することこそが、脱毛効果のアップにつながるかもしれません。