香水は個性やおしゃれさを演出できるものですが、使いどころが難しいものでもあります。
「個性を演出したいけど、キツイ臭いは苦手……」という悩みを抱えている方におすすめなのが、和を感じられる香りを使った香水です。
日本で親しまれてきた香りは、個性的でありながら穏やかな香りが多く、さりげなく個性を演出するのに最適。
昔から親しまれてきた分、なじみやすいでしょう。
今回はそんな和を感じられる和香水の中から、さまざまなシーンにピッタリな15品をおすすめの香りと正しい付け方とともに紹介します。
ALIVE HOMME(アライブオム)
会員数34万人*のメンズファッションブランド「DCOLLECTION」から生まれたメンズ化粧品ブランド。「肌が輝きオシャレがもっと楽しくなる」をコンセプトに、大人の男性が服だけじゃなく、肌や髪などトータルでオシャレを楽しめるよう製品やサービスを通してサポートしている。
Instagram:@alive_homme
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【メンズ向け】和テイストな香水15選
メンズ向け和香水は、有名ブランドだけでなくさまざまな会社から販売されています。
また、ユニセックスタイプも多く、恋人と一緒に使っている方も。
香りの種類も幅広く、自分の欲しいイメージに合わせたものを選べます。
ここでは和テイストな香水の中から、おすすめの香水を15個ご紹介します。
資生堂(シセイドウ)/SHISEIDO ZEN for MEN
資生堂で昔から愛されているオードトワレ「禅」のメンズバージョン。
ベルガモットとキンカンを合わせたトップにナシ、シャクナゲなどを合わせた香りです。
日本由来の香りを、男性的なレザーノート・パチョリ・ムスクに乗せて香らせることで、ジューシーさと男性的な雰囲気を生み出しています。
こんな人におすすめ
- 和系でありながら日本で販売されているものとはちょっと違う雰囲気がほしい方
- ジューシーな香りが好きな方
- 日本ならではの香りを楽しみたい方
ALAIN DELON(アランドロン)/SAMURAI(サムライ)
俳優三船敏郎をイメージした香水で、ローズやジャスミン・白檀やベチバー・ムスクなどの東洋的かつセクシーな香りを中心にブレンドしています。
さわやかさと落ち着いた雰囲気は、大人の男を演出してくれるでしょう。
きつすぎず、あっさりした香りのため、普段あまり香水を使わない方でも使いやすいのがおすすめポイント。
こんな人におすすめ
- やさしい香りの和風香水がほしい方
- 汗や体臭対策にもなる香水を探している方
- オリエンタル系の香水が好きな方
コモライフ/ビューナ パルファン
白檀の香りを楽しめるユニセックスタイプの香水。
シトラスのスッキリした香りからゆっくり白檀の香りが楽しめます。
オーデパルファムなので、白檀の香りを長く楽しめるのも魅力です。
香りが強めなため、2、3プッシュで十分香りを楽しめます。
ひと瓶で3~4か月使い続けられる量です。腰や手首にかけて使うだけでなく、扇子や枕などに付けても使えます。
こんな人におすすめ
- 白檀の香りが好きな方
- 持ち物などにも香水を使いたい方
- 長く使える香水を探している方
DR.TAFFI(ドクター タフィ)/アクアディボルゲリ シプレッソノビレ
日本人になじみ深い、ヒノキの香りを表現した香水です。
ヒノキとサイプレスの自然で深みのある香りが、リラックスした雰囲気を生み出してくれます。
ヒノキやサイプレスの香りの後、ヒヤシンスなどの爽快さを感じるウォーターノーツが通り抜け、そこにハーブの香りが重なります。
まるで自然の中を歩いているような気分にしてくれる香水です。
こんな人におすすめ
- ウッディ調の香水を探している方
- 自然な香りが好きな方
- 香りを楽しむだけでなく、その効果も得たい方
NILE(ナイル)/キンモクセイ
日本の秋を代表する香りである金木犀と、ジューシーなアプリコットを中心にブレンドされた香水です。
ユニセックスのため、パートナーとともにつかうことができます。
金木犀の甘い香りは、華やかな雰囲気を生み出してくれるでしょう。
持続時間は大体3~4時間ほどです。ほのかに香るため、きつい匂いが苦手な方でも使いやすいですよ。
こんな人におすすめ
- フローラル系の和風香水を探している方
- 華やかな香りが好きな方
- ほのかに香らせたい方
RADSKY(ラッドスカイ)/ヨザクラ
グレープフルーツやオレンジのさわやかな香りの後、桜の甘さと凛々しさを感じる香りが通り抜けます。
夜桜をイメージした、甘く華やかな香りです。
ビジネスなどの普段使いよりも、イベントなどのレジャーシーンに適しています。
「夜桜」の名前に合わせて、夜のレジャーシーンに使うのも面白いかもしれません。
こんな人におすすめ
- 甘い香りのメンズ香水を探している方
- レジャーなどに使える香水を探している方
- 桜の香りの香水がほしい方
FINCA(フィンカ)/サンダルウッド
ほんのりシトラス系トップの後に、しなやかに白檀の香りが漂います。
白檀が生み出す安心感や穏やかな雰囲気をそのまま楽しめる香水です。
和風かつシンプルな香りで、そのまま使うのはもちろんほかの香水と重ね付けしても変化を楽しめます。
時間が経つごとに香りが少しずつ変わるため、香りの移り変わりも楽しめます。
こんな人におすすめ
- シンプルな香りが好きな方
- 香水を重ねがけして変化を生み出したい方
- 白檀の香りが好きな方
ATELIER PROVENCE(アトリエ プロヴァンス)/ユズ オードトワレ
みずみずしいサッパリとした甘さに、ほんのりと苦さを感じる、日本らしいシトラス系の香水です。
ゆず独特のほろ苦さが、甘さを引き立てます。
精油を加えることで、本格的なゆずの香りと和の趣を表現しています。
和風系香水の中でも、オフィスに使いやすいタイプです。
こんな人におすすめ
- ゆずの香りが好きな方
- 使う場所を選ばない香水がほしい方
- 恋人やパートナーと香りを共有したい方
FINCA(フィンカ)/ニンファ 左利きの妖精
藤棚の下を通ったときのような、さわやかな香りをイメージした香水。
フローラル・ウッディ系の、普段使いしやすい香りです。最初にシトラスとグリーン系のさわやかな香りが通り、その後に藤とグリーンティーの香りが続きます。
ラストに落ち着きのあるウッディーノートへ変わります。
癖がなく、扱いやすい香りのため普段使いはもちろんほかの香水と組み合わせて使うこともできます。
こんな人におすすめ
- フローラル系のさわやかな香水を探している方
- 扱いやすい香水がほしい方
- ほかの香水と組み合わせて使える香水を探している方
SAKURA&NATURAL(サクラアンドナチュラル)/緑茶の香り
和風香水の中には、練り香水もあります。こちらもそのひとつです。
新緑や緑茶をイメージした香りで、トップにシトラスやグリーン系の香りが漂い、その後ミドルでジャスミンやローズなどのフローラル系・クラリセージを含めたハーブ系が香ります。
最後にウッディ系の香りが残ることで、心地よい残り香を生み出します。
また、グリセリンやビタミンEなど肌にやさしい成分が入っており、肌を整えてくれる効果も期待できます。
こんな人におすすめ
- 和風ならではの香りを楽しみたい方
- 肌にしやさい成分が入っているものを探している方
- やさしい香りを楽しみたい方
KOTORABO(コトラボ)/八朔(ハッサクオレンジ)
八朔をイメージした、刺激的なグリーンノートが特徴の練り香水。
柑橘系特有の苦さの中に、ジューシーなさわやかさが加わっています。
トップ・ミドル・ラストのすべてに柑橘系の香りが使われています。
柑橘系のビターな香りをほのかに香らせられる和風香水です。
柑橘系の中でも、ちょっと違う香りを楽しめます。
こんな人におすすめ
- 柑橘系の香りが好きだけど甘い香りは好きじゃない方
- スッキリした香りが好きな方
- ちょっと変わった和風香水がほしい方
FINCA(フィンカ)/カタナ
さわやかでセクシーな印象を与えられる和風香水。
刀の鋭さや武士道精神をイメージした、芯のあるグリーンフローラルとゆるぎない木の香りを楽しめます。
一瞬さわやかな印象を受けますが、徐々に香りが変化していくフローラルウッディの香りは、おしゃれな印象を与えてくれます。
こんな人におすすめ
- 遊び心がある香水を探している方
- グリーンフローラル系の香りが好きな方
- 個性的なストーリーが付いている香水がほしい方
KOTOLABO(コトラボ)/伽羅の香り
落ち着きを感じさせるバルサム様の温かみがある香りを楽しめます。
アクセントとして香る少しの苦味が、高級感を生み出してくれる練り香水です。
ラストには伽羅や白檀の甘い香りを楽しめます。
金粉が使われており、塗った肌にきらめきを与えてくれますよ。
こんな人におすすめ
- 高級感のある香りの香水を探している方
- ウッディ調の甘い香りが好きな方
- ボディメイクにも活用できるものがほしい方
和テイストな香水の香り5種類
和テイストな香水には、以下の香りが含まれています。
和風な香りがほしいときは、以下の香りが含まれているものの中から選びましょう。
白檀(びゃくだん)
英語ではサンダルウッドと呼ばれている香りで、香木から抽出されています。
古くからお香にもよく利用されており、ウッディ調の甘くさわやかな香りが特徴です。
香水では主にラストノートに使われている香りでもあります。
沈香(じんこう)
水に沈むほど比重が重い香木から作られた香りです。
ジンチョウゲ科などの樹木から作られた樹脂を、バクテリアなどが変質させることで生み出されます。
貴重な香りの一種で宗教的な儀式で使われたほか、香りを楽しむ芸術で活用されています。
沈香は非常に貴重なため、香水にそのまま使われることはほとんどありません。
近い香りである、アガーウッドなどが代わりに使われています。
伽羅(きゃら)
伽羅は沈香の一定以上の基準を満たした、最上級の香木です。
こちらも沈香同様、そのまま香水に使わるわけではありません。
伽羅の香りとして販売されている香水の多くは、伽羅の香りをイメージして配合されたものです。
高級感と深みのある香りを楽しめる香木のため、伽羅の名前が付いている香水も同じような系統の香りで作られます。
麝香(むすく)
ムスクとはジャコウジカから取れる香嚢を原料にした香料です。ほかの香木とは違い、動物性の香りでもあります。
取れた直後はアンモニア臭や獣臭が強いため、乾燥させてから香水の材料に利用されます。
甘く官能的な、大人っぽい香りが特徴です。
現在はジャコウジカから直接採取することが禁じられているため、香水には合成香料が使われています。
龍涎香(りゅうぜんこう)
龍涎香は、マッコウクジラが食べたイカやタコの、消化できない部分が腸内で固まったものです。
水に浮くため、ごくたまに海岸に漂流することもあります。
香料としてだけでなく、骨董品としても高値で取引されているものです。
香りはお葬式などに使われる抹香に近い、芳醇で上品な香りです。
香水ではアンバーの表記で使われていますが、実物の龍涎香で作られたものもあります。
メンズ香水の正しい付け方とは?
香水はただ付ければよいものではありません。
正しい使い方を知らないと、付けすぎによる香害などのトラブルにつながることも。
メンズ香水の正しい付け方もマスターしておきましょう。
付ける量は1か所1~2プッシュ
香水の匂いがきつすぎるのは、付け過ぎが原因であるケースが多いです。
香水を使う場合はどこに付ける場合でも、1~2プッシュ程度にしましょう。
香っているかどうか分からない程度にとどめておくのがポイントです。
出かける30分~1時間前に付けるのがベスト
香りは付けてすぐはトップノートと呼ばれる揮発性の高い香りが一番強く感じられます。
外出する直前に付けると、トップノートだけが強く香ることになり、通常よりも香りを強く感じてしまいます。
香水は出かける30分~1時間前に付けるようにしましょう。
体温が高いところに付けるのがおすすめ
香水の香りは、体温で温められることで広がる仕組みです。
少量でもよい香りを漂わせるには、体温の高いところに付けるようにしましょう。
しっかり香らせたいなら「上半身」
しっかり香水を香らせたい場合は、上半身に付けるとちょうどよいです。
髪やうなじ・手首や肘に付けるとしっかり香らせることができます。
ふんわり香らせたいなら「下半身」
ふんわり感じる程度に香らせたいなら、下半身にかけましょう。
下半身に付ける際は、腰・太ももやひざの裏・足首の内側などに付けます。
TPOに合った香りを選ぶ
香水はファッションの一部です。
コーディネートやTPOもよく考えたうえで活用しましょう。
たとえば、ビジネスシーンに個性的な香りを付けていくのはNGです。
プライベートなら好きな香りを付けても問題ありませんが、服装に合わせたものを使った方がよりおしゃれに思われますよ。
和の香り漂う香水で男らしさを
個性的かつ日常に馴染ませやすい和の香りは、穏やかさだけでなく男らしさをアピールするのにも使えます。
ほかの香水とは一味違う、和香水が持つ魅力を理解すれば、よりカッコいい自分を演出できるでしょう。
自分に合う香りはどんなものか、一度選んでみてください。