降り注ぐ日差しのなか、屋外でのアクティビティを行うとき、肌のケアに欠かせないのが「日焼け止め」です。
しかし、「日焼け止めは女性だけのもの」と思っていませんか?
実は、紫外線のダメージを受けやすいのは男性の皮膚も同じ。そのため、適切なUVケアが重要なのです。
この記事では、主に屋外でのスポーツシーンを想定して、UVケア効果の高いおすすめの日焼け止めや、上手な選び方、使い方までをわかりやすく解説します。
日焼けによるリスクから肌を守り、健康を保ちながら、これからもスポーツを楽しみ続けるためのコツを見ていきましょう。
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記事を読む前に! 老けて見られた経験がある方は読んでみてください。
あなたのお肌は大丈夫?30代からの老け見え対策を始めよう!
メンズにも日焼け止めが必要な理由
日焼けは肌へのダメージだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
日焼け止めを使ってのUVケアは、美容的な意味合いだけでなく、肌をすこやかに保つという目的もあるのです。
特にスポーツを楽しむ男性にとって、日焼け止めは欠かせないアイテム。
ここでは、日焼け止めがメンズにとってなぜ重要なのかを、わかりやすく解説します。
- 皮膚がんリスクの低減
- 早期老化の予防
- 日常生活でのUV対策
1つずつ見ていきましょう。
①皮膚がんリスクの低減
日焼け止めを使う最も重要な理由は、皮膚がんのリスクを低減することです。
皮膚がんは、日焼けによる紫外線(UV)の影響を受けやすい病気で、男性でも例外ではありません。
紫外線は皮膚のDNAにダメージを与え、それが蓄積されることでがんが発生するリスクが高まります。
日焼け止めは、これら有害な紫外線から肌を守り、健康を保つための手軽な対策となります。
②早期老化の予防
紫外線は皮膚の老化を加速させる要因の1つです。
長時間の日焼けは皮膚の弾力性を失わせ、シワやたるみの原因となります。
特に30~40代の男性は、加齢による肌の変化が顕著になる時期。
日焼け止めは、若々しい肌を保つための重要なアイテムといえます。
日焼け止めの紫外線防止効果は、皮膚の健康を維持し、年齢に伴う変化を穏やかにする働きがあるのです。
③日常生活での日焼け対策
本来、男性が日焼け止めを使うべきシーンは、スポーツやアウトドア活動のときだけではありません。
日常生活においても、窓からの紫外線や、通勤時の日差しなど、意外と多くの紫外線に晒されています。
また、夏以外の季節や、曇り空のときにも、紫外線は地上まで降り注いでいるのです。
これら日常生活での紫外線も、長期間に渡って浴びることで、肌に影響を及ぼす可能性があります。
スポーツのときだけでなく、日焼け止めを日々のルーティンに取り入れてしまうと、よりしっかりと肌を守ることができるでしょう。
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屋外スポーツ時に適した日焼け止めの選び方
日差しと紫外線を直接浴びやすい屋外でのスポーツでは、日焼け止めは特に重要なアイテムとなります。
ここでは、スポーツ時にぴったりな日焼け止めの選び方を簡単に解説します。
①PAとSPFの値を確認する
屋外スポーツ時の日焼け止め選びでは、まずPA(Protection Grade of UV-A)とSPF(Sun Protection Factor)の値をチェックしましょう。
PAは紫外線A波(UV-A)からの保護度を、SPFは紫外線B波(UV-B)からの保護度を示します。
- PA:「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示さる。「+」の数がが多いほど紫外線A波(UV-A)の保護力が高い。
- SPF:値が多いほど紫外線B波(UV-B)の保護度が高い。SPF20やSPF50と表記される。
同じ紫外線でも、紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)では以下のような違いがあります。
- UV-A:肌の奥まで届くのが紫外線。急激なダメージは与えないものの、長い期間をかけて肌の弾力を低下させたり、シワやシミの原因となる。
- UV-B:肌表面に作用しやすい紫外線。浴びる量が多いと、日焼けなどの炎症、シミ、そばかすの原因となる。
スポーツ時には、SPF30以上、PA+++以上の製品が目安になります。
これらの値が高いほど、紫外線からの保護効果が強く、長時間の屋外活動に適しています。
炎天下での屋外スポーツやアウトドアでは、「SPF50+」や「PA++++」といった、さらに値の高いものを選ぶと、最強クラスの効果を持った日焼け止めを選ぶことができます。
②汗や水に強いウォータープルーフタイプを選ぶ
アクティブな動きや汗を伴う屋外スポーツでは、ウォータープルーフタイプの日焼け止めが最適です。
このタイプは、水や汗による流れ落ちを防ぎ、長時間の保護が期待できます。
しかし、落とす際にはクレンジングや2度洗いが必要なことも覚えておきましょう。
肌への負担を減らすためにも、スポーツ後はしっかりと洗顔し、肌を清潔に保つことが重要です。
③肌に優しい成分のものを選ぶ
日焼け止めを選ぶ際は、肌に優しい成分で作られているかどうかもポイントです。
特に敏感肌の方や、化学成分に反応しやすい方は、無香料・無着色、パラベンフリーなどの肌に優しい製品を選びましょう。
また、ビタミンEやアロエベラなど、肌を保湿し、落ち着かせる成分が含まれている製品もおすすめです。
肌へのやさしさを考慮して選ぶことで、スポーツを楽しみながらも肌を健康に保ちやすくなります。
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スポーツのときにおすすめのメンズ向け日焼け止め10選
ドラッグストアやネット検索で探すと、日焼け止めといってもたくさんのブランドからたくさんの製品が展開されています。
ここでは、数ある日焼け止めのなかから、外でのスポーツの際にも頼れる、UVケア効果の高い日焼け止めをご紹介します。
QUATTRO BOTANICO(クワトロボタニコ)/ボタニカル オイルコントロール&UVブロック
「SPF50+」「PA++++」そしてウォータープルーフという、スポーツ時に頼れる日焼け止めです。日焼け止めのベタつきが苦手な男性にも使いやすく設計されています。皮脂を吸着するパウダーが配合され、皮脂が多くてテカリが気になる人にもピッタリです。
こんな人におすすめ
- 汗や水に強いものを探している方
- 日焼け止めのベタつきが苦手な方
- 脂性肌でテカリが気になる方
ALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)/化粧下地
化粧下地として販売されており、シミ(※)をカバーしてくれるアイテムでもありますが、「SPF50+」「PA++++」という、日焼け止めの効果も最強クラス。
23種類の植物エキスなど、オーガニックと無添加にこだわっているのも特徴です。
こんな人におすすめ
- しっかりと日焼け止めをしたい方
- オーガニックや無添加のものがほしい方
- シミ(※)やくすみをカバーする効果も得たい方
※シミ…メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
Biore(ビオレ)/アクアリッチ ウォータリーエッセンス
花王のブランド、Biore(ビオレ)からの日焼け止め。
「SPF50+」「PA++++」でウォータープルーフ。汗にも強いアイテムです。
塗りムラを抑える処方で、UVケアしたい箇所をしっかり保護してくれるでしょう。
みずみずしい使用感をウリにしており、石けんで落としやすいのもうれしいポイントです。
こんな人におすすめ
- 軽いつけ心地を重視する方
- 石けんで落としやすいものが希望の方
- 白浮きしにくいものが好みの方
UL・OS(ウルオス)/ウル・オス プラス 日やけ止め
大塚製薬の男性化粧品ブランドのUL・OS(ウルオス)。
「SPF50+」「PA+++」のしっかりタイプでありながら、保湿成分のAMP(アデノシンリン酸)とヒアルロン酸Naを配合し、男性に不足しがちなうるおいもプラスしてくれます。
白くなりにくく、ベタつきにくいという点もおすすめです。
こんな人におすすめ
- 日焼け止めでうるおいも補いたい方
- 着色料やパラベン(防腐剤)む配合が希望の方
- ミント系のすっきりした香りが好みの方
メンソレータム/SUNPLAY(サンプレイ)スーパーブロック
ロート製薬のブランド、メンソレータムからの日焼け止め。
シリーズ最強クラスのスーパーブロックは「SPF50+」「PA+++」でウォータープルーフのスポーツシーンに適したアイテムといえます。
日焼け止め独特のにおいをカットしてくれるので、化粧品の香りに敏感な男性にもおすすめです。
こんな人におすすめ
- ドラッグストアでも買えるアイテムを探している方
- コスパのいい市販アイテムが希望の方
- 日焼け止めのにおいが苦手な方
SHISEIDO MEN(資生堂メン)/クリアスティック UVプロテクター
資生堂のメンズブランドが販売するこちらの日焼け止め。
スティックタイプのため、手を汚さずに塗れるというのが最大の特徴です。
「SPF50+」「PA+++」「ウォータープルーフ」でスポーツや水に濡れるアクティビティにも安心感があります。
乾燥や空気中のちり、ホコリなどからも肌を守ってくれる処方です。
こんな人におすすめ
- 手が汚れるのが苦手な方
- 頻繁に塗り直しをしたい方
- 乾燥やホコリも気になる方
NIVEA(ニベア)/ディーププロテクト&ケアジェル
「SPF50+」「PA+++」「ウォータープルーフ」がしっかりそろった日焼け止めです。
ジェルタイプで塗り広げやすく、石けんでも落としやすいのも優れたポイントです。
美容液成分も配合され、シミ(※)の予防や保湿にも一役買ってくれます。
こんな人におすすめ
- 塗り広げやすいタイプが好みの方
- 石けんで落としやすいものが好みの方
- シミ(※)やうるおいもケアしたい方
※シミ…メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
BRISA MARINA(ブリサマリーナ)/アスリートプロEX UVスティック
クリアタイプのスティックで、白浮きしにくい日焼け止めです。
衣類なども汚しづらく、塗る際にも手を汚しません。
においのケアもできる成分が配合で、デオドラントにも効果が期待できます。
ウォータースポーツにも適したウォータープルーフタイプです。
こんな人におすすめ
- スティックタイプが好みの方
- ウォータースポーツをする方
- においのケアもしたい方
NALC(ナルク)/パーフェクトウォータープルーフ日焼け止めジェル
界面活性剤や香料、着色料など、6つのフリーにこだわることで、敏感肌の人にも使いやすい日焼け止め。
肌に負担の少ない処方ながら、「SPF50+」「PA++++」と、しっかりと紫外線を防いでくれます。
こんな人におすすめ
- 敏感肌の方
- 日焼け止めのきしみが苦手な方
- 保湿もしたい方
Mommy(マミー)/UVアクアミルク
食品成分(※)と無添加にこだわったMommy(マミー)のUVアクアミルク。
子どもにも使えるのに、「SPF50+」「PA++++」でウォータープルーフと、日焼け止めの効果はしっかり。
子どもと一緒に外で遊ぶ、スポーツをするパパにはおすすめのアイテムです。
こんな人におすすめ
- 子どもとシェアして使いたい方
- 無添加にこだわりたい方
- 低刺激にこだわりたい方
※食品成分…食べ物ではありません
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SPFの強い日焼け止めを落とすおすすめクレンジング3選
SPFの値が高く、UVケア効果が高いものや、ウォータープルーフタイプのものは、通常の洗顔では落ちにくいことも。
そこで効果的なのがクレンジングです。
ここでは、メイクや日焼け止めを落とすのに効果的な、おすすめのクレンジングをご紹介します。
NULL(ヌル)/クレンジングリキッド
「全ての男性を美しく」をテーマに、メンズ用スキンケアアイテムを展開するNULL(ヌル)。
日焼け止めをしっかり落としつつ、BBクリームなどのメイクも洗い流しやすい、リキッドタイプのクレンジングです。
こんな人におすすめ
- メイクをしているする方
- 脂性肌の方
- ベタつかない洗い上がりを重視する方
DUO(デュオ)/ザ クレンジングバーム ブラックリペア
日焼け止めはもちろん、毛穴の詰まりや汚れのケアもできるクレンジングです。
吸着成分の活性炭が配合され、これにより日焼け止めやメイク、毛穴の汚れもしっかり落とす働きをしてくれるでしょう。
こんな人におすすめ
- 日焼け止めをしっかり落としたい方
- 毛穴の汚れもケアしたい方
- シトラス系の香りを楽しみたい方
無印良品/マイルドオイルクレンジング
お手頃な価格で良質な商品が多い、無印良品のクレンジングです。
無香料・無着色・無鉱物油・アルコールフリーのため、肌に負担が少なく使えます。
パッケージも素朴で、クレンジング初心者の男性でもお求めやすいのではないでしょうか。
こんな人におすすめ
- クレンジング初心者の方
- 無印良品が好きな方
- 肌の負担を気にする方
あなたのお肌は大丈夫?30代からの老け見え対策を始めよう!
スポーツ時の上手な日焼け止めの使い方
適切な日焼け止めを選んだら、使い方にも気を遣いましょう。
スポーツ前に塗るだけよりも、より効果的な肌のケアが目指せるようになります。
- 適量を使用し均等に塗る
- スポーツ前に十分に塗り、定期的に塗り直す
- 使用後のスキンケアを忘れずに
1つずつ説明していきますね。
①適量を使用し均等に塗る
日焼け止めの効果を最大限に発揮するためには、適量を均等に塗ることが重要です。
顔だけでなく、首や耳、手足など露出する部分全体に塗りましょう。
量が不足していると、紫外線防止効果が低下します。
適量は、製品に記載された容量を参考にしましょう。
また、肌に均等に塗ることで、部分的に日焼けすることを防げます。
②スポーツ前に十分に塗り、定期的に塗り直す
日焼け止めは、屋外活動の20~30分前に塗るのが理想的です。
このくらいの時間が経つことで、肌に馴染み、紫外線をカットする効果を発揮します。
また、汗や水、タオルで拭くことで日焼け止めが落ちる可能性があるため、その都度塗り直しをすることが効果的です。
特に汗をかきやすいスポーツをする場合は、頻繁に塗り直すことを心がけましょう。
③使用後にはスキンケアを行う
スポーツ後の日焼け止めの落とし方も重要です。
ウォータープルーフタイプの場合は、専用のクレンジングを使って丁寧に落としましょう。
日焼け止め成分が肌に残ると、肌トラブルの原因になることがあります。
また、洗顔後は、保湿クリームやローションを使って、日焼けでダメージを受けた肌をいたわることが重要です。
適切なアフターケアによって、紫外線やメイク、洗顔によるダメージを軽減できます。
あなたのお肌は大丈夫?30代からの老け見え対策を始めよう!
Q&A「日焼け止め メンズ スポーツ」に関するよくある質問にスタイリストがお答え!
ここでは、メンズの日焼け止めに関して、SNSやネット上でよくあげられる質問について、スタイリストが直々にお答えしていきます。
Q1. 日焼け止めは一年中必要ですか?
紫外線と言うと夏のイメージを持つ人が多いですが、紫外線は一年中降り注いでいます。
そのため、日焼け止めによるUVケアは一年中おこなうのが理想的です。
特に屋外でのスポーツでは、紫外線を直接浴びやすいので、日焼け止めを上手に使って対策をしましょう。
Q2. スポーツ時の日焼けで他に気をつけることは?
肌だけでなく、実は目(眼球)も日焼けをします。
眼球への紫外線を効率的にカットするために、紫外線の強いときはUVカット機能のあるサングラスをなどを着用しましょう。
Q3. 日焼け止めを1日落とさないとどうなる?
日焼け止めには、さまざまな化学成分が含まれています。
そのため、日焼け止めを落とさないで長時間放置していると、毛穴に日焼け止めの成分が詰まってしまい、肌トラブルの原因となることも。
ニキビなどの肌荒れをふせぐためにも、日焼け止めはその日のうちには落とすようにしましょう。
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日焼け止めを使って健康的に楽しくスポーツをしよう
外でスポーツをするときに、日焼けを気にするなんて男らしくない!
そんな感覚を持つ男性も多いことと思いますが、この記事でも触れてきたように、日焼け止めは美容だけでなく、肌や体の健康を守るためのものでもあります。
いつまでも健康的に、楽しくスポーツをするためにも、今のうちから肌の健康をケアしておきましょう。