Dcollection発信の【品質宣言】で日本のアパレルを変えようじゃないか

品質宣言の今後の取り組み

Dcollectionバイヤー兼モデルのタカシです。僕たちはオシャレの教科書®をもとに皆さまの悩みを解決し、オシャレになるお手伝いをしています。

Dcollectionでは今年の4月よりこんな取り組みを始めています。

『Dcollectionは安心して購入頂けるお店です』

品質の良いものだけを取り扱い、常に品質アップを目指しています

 

お客様が安心して買い物が出来るよう品質の向上と安定の意識を高く持ち、改善にむけ取り組んでいくというもの。

これって一見お客様だけの為の取り組みと思われがちですが、取り組み次第ではアパレル全体にも影響を及ぼすことだと思っています。

というのも、取り組みを始めてから改めてコトの重大さを感じたからです。

今日はその気付きをアウトプットします。(乱文乱筆ですがご了承ください)

 

アパレルの品質基準は割と自由だった

品質宣言をするにあたり色々と勉強した結果、アパレルのグレーなゾーンが見えてきました。

まず服が作られる工程のざっくりとした流れが以下の通りです。

【小売り企業】
 ↑
【アパレルメーカー】
 ↑
【商社】
 ↑
【縫製工場】
 ↑
【生地屋】【副資材屋】【染め工場】など

服を1型作るのにも沢山の業者が間に入ります。

もう少し複雑になると小売りとメーカーの間に問屋が入ったり、商社と工場の間に元締めがあったり、下請け工場があったりします。

さらに、完成した服が小売り企業に納品されるまでには『生地検査』と『製品検品』が行われます。

生地に対する検査

生地屋から縫製工場へ生地が納品された時に行われる『生地検査』というものがあります。

検査の項目は大きく分けて 色落ち・強度・変色、汚染、縮率 です。

どれかの項目で基準に満たない場合、生地屋に戻されて補修・改善を受けることになります。

生地検査は商社やサプライヤ―が生産者に対して依頼するものであり、合格基準も割と自由、さらに強制ではなくするかしないかは自由。

製品に対する検品

そしてもうひとつ、商社へ出荷される前に『製品検品』があります。

検品項目は 検針・縫製不良・汚れ・傷・サイズ不良 です。

検品は工場で行う場合と第三者の検品機関を使う場合があり、基準や精度はバラバラ。厳しくも緩くもできる。

最も信頼できるのは日系の第三者検品機関です。

さらに、全量検品なのか何割かの抜き取り検品なのかという選択肢もあります。

検査・検品を通すかはサプライヤ―次第

ここまででグレーな臭いがプンプンしていますね。

ここからが本題。

小売り企業や消費者からすると、クレームや不良発生を避けるのに検査や検品を通すのがサプライヤーとして当然のことだと思いますよね?

でも現実は違っているのです!

検査や検品を通すと当然コストがかかります。

このコストはもちろん原価に反映されてくるわけで、なるべく安く抑えたい場合はここを削ります。最低です。

生地検査は通さない、検品は日系ではなくローカルな機関を使う、全量でなく抜き取り検品で済ます というように。超最低です。

そうなると必然的にクレームや不良が発生し易い商品が小売り企業に納品されてくるわけです。

小売り企業や消費者からすると最も重要な部分がサプライヤーのさじ加減で良くも悪くもなります。

この実情を知らずにただオーダーした商品の納品を待ってるだけのメーカーや小売企業はまぁ呑気なものというわけですね。

大事な検査・検品を通さずコストカットされたものに対して「やった希望価格より安く作れたわ」みたいに。

ビックリするでしょうが、これが日本のアパレルの実情です。

こんな風に品質に対して意識が低い企業がうじゃうじゃいるんです。

(ちなみに大手企業は厳しい基準でしっかりやってますので)

 

信頼できる企業が生き残れる

検査・検品の基準がかなり曖昧、自由過ぎる故に小売り企業自らが品質に対して意識を高く持たなければなりません。

「しっかりとした基準と機関を通して上乗せされるコスト?そんなの上等ですよ」というぐらいに。

その前提として、信頼できるサプライヤ―や工場との取引が必要とされます。

検査・検品を通した時に発行される証明書を提出できるのか?

メーカーは商社のことをよく理解しているのか?

商社は工場のことを理解しているのか?

ひいてはそれぞれの企業が信頼できる関係を築けているのかがとても重要となってきます。

結局最後は人と人との信頼関係になってきます。

この取り組みは現在取引中のサプライヤーを苦しめるつもりで始めたわけではありません。

品質向上に向け、互いに意識と実力を高め合いWIN WINな関係を築いていきたいと思っているからです。

これからの時代、サスティナブル経営(持続可能な経営)が標準化されます。つまり信頼が価値を生みます。

まずはオリジナル商品は全て証明書の提出を標準化させます。

この記事を見たサプライヤーさん、どうぞご協力ください。

まだまだ小さい企業ですが、Dcollectionの【品質宣言】が日本のアパレル全体の底上げになってくれることを願っています。

 

 


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