2018年過去最高の業績!ユニクロ事業の好調の理由とは?

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ユニクロ・GUを有するファーストリテイリング社の業績が過去最高

7/12に発表された2018年8月期第3四半期決算にて、今期の業績が過去最高になると報告されました。

ユニクロ事業が好調で、特にユニクロ海外事業が好調を牽引しているそうです。

特に夏物が好調の要因で3月、4月の気温上昇により大幅な増収増益となったそうです。

GU事業は反対に不調気味。

品番数を大幅に広げたことで主力商品の在庫数確保ができなかったことと、その他商品のセールにより減収となっています。

今日はその中でユニクロの国内事業をピックアップしてみたいと思います。

 

ユニクロ国内事業 2018年8月期の推移

以下はユニクロ国内事業のみの数字です。

売上収益

通年で前年より安定した増収となっています。

秋冬に最も売上が高く、夏に低いのはアパレルでは通常です。

 

営業利益

 

営業利益の前年比を見ると売上収益以上の増益率となっています。

何があったのでしょう?

 

営業利益率

営業利益率が2Q、3Qと前年よりも高い推移となっています。

この背景に何があったのか?

1Qのコメント

ヒートテック、ダウン、スウェット、メリノセーターなどのユニクロが強みとする秋冬商品の需要が強く、これらの商品の在庫をしっかり持った商売ができたことにより、好調な売上となりました。
11月は「ユニクロ感謝祭」の販売も計画を大きく上回り、単月での売上は過去最高を更新いたしました。Eコマースの売上は同25.6%の増収で、売上構成比は7.0%へと上昇しました。

2Qのコメント

例年以上の寒さにより、ヒートテック、ダウン、フリース、スウェット、暖パンといった防寒衣料の販売が好調だったこと、
また、生産・物流・販売が連動した精緻な販売計画を策定し、状況に応じて売れ筋商品の在庫をしっかり持ちつつ、
動きの悪い商品は、早めの売価変更を行うなどタイムリーな修正が功を奏したことから、今期の秋冬商戦は好調な販売トレンドが継続しました。

3Qのコメント

特に3月、4月の気温が高く推移したことから、エアリズム、UT、ドライ系のTシャツといった夏物商品の販売が好調でした。
また、Eコマースの売上は164億円、同33.1%の増収で、売上構成比は7.8%へと上昇しています。
2018年4月3日にスタートした、Eコマースでオーダーした商品の「店舗受取り送料無料サービス」が大変ご好評をいただいており、Eコマースの順調な拡大に寄与しています。

好調ということは値引きをせずとも定価で売れていくことですから、自然と利益率も高くなっていきます。

他にも広告費、物流費、人件費が大幅に削減されたのも要因となっています。

 

同じ商品を売り続けることが”強み”となっている

一見すると今期は気温や天気に恵まれたんだなぁと見られがちですが、実はそうではありません。

ユニクロは長期向けのの商品企画と生産がとてもハイレベル。

同じ商品でも年々グレードアップさせ、さらに超大量生産することで消費者が喜ぶ高品質低単価を実現してきました。

例えば、夏の定番鹿の子ポロは数年前のモデルに比べかなり良いですし、秋冬の定番となりつつあるカシミヤのセーターのあの価格には驚きです。

ユニクロはファストファッションと思われがちですが、同じ商品を長期的に売り続けることが得意なんです。

これまで長く培ってきた企画と生産のノウハウは、他がマネできない境地にまできています。

だからこそ、商品企画と販売だけでなくバックヤードに関わる費用を削減できるところまでパワーを使えるようになってきたのでしょう。

ユニクロのような万人向けの商品を提供すると顧客の絞り込みがなかなか出来きませんが、長期的に同じ商品に集中していればそれは”強み”へと変化していきます。

でも夏が弱いのもお決まりとなっていますね。。

夏物の残りを一気にセールで捌いてしまうからだと思われます。この辺も今後改善していくはずです。

反対に低調なGU

GU事業 3Qのコメント

キャンペーンとして打ち出した商品の販売不振、品番数を大幅に増やしたことによる売れ筋商品の欠品の発生、ベーシックな実需寄りのニーズ
が高まるなか、トレンド商品に偏った商品構成になったことによります。

前年に比べ増収減益となっているそうで、トレンドを追い求める反動でセール対象商品も増えてしまっているのが課題となっています。

加えて売れ筋商品の在庫確保にまで影響してしまっているので理想と現実が噛み合っていない状況。

GUは国内より海外の方が向いてそうです。

 

以上、ユニクロ国内の業績とその要因を分析でした。

 

 

Dcollectionバイヤー タカシ

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