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極寒の寒さで活躍するアウターといえばダウンジャケット。
羽毛による断熱効果で保温性が高く、日常で着るアウターの中では最高の防寒着です。
世界的に有名なところだと、最近ではモンクレールやカナダグースがよく目や耳にする機会が多いでしょう。
日本のメーカーだと水沢ダウン、小松ダウンが最近注目されていますね。
そしてお手頃価格で高品質のユニクロのダウンも忘れてはなりません。
様々なブランドやメーカーから展開されているダウンジャケットには”フィルパワー”という数値があるのはご存知でしょうか?
”フィルパワー”とはダウンジャケットの性能を表すものであり、その数値でどれぐらい高品質なダウンジャケットなのかを判別することが出来ます。
今日はその”フィルパワー”がどういった数値なのかを知り、ダウンジャケットを選ぶ際の基準としてみましょう。
より簡単に説明すると、同じ量のダウンを同じ大きさの容器に入れた時どれぐらいの体積で膨らむかということ。
数値が大きくなるほどダウンの性能が良く、空気を多く含んでいるので保温性が増し、より暖かいダウンであることになります。
更にフィルパワーの高いダウンは少ないダウン量で多くの体積を埋めることが出来るので軽量なダウンジャケットが作れます。
高品質(高価)なダウンほど軽くて暖かいというわけです。
一般的な品質の取り決めとして、フィルパワーは以下の様な基準で定められています。
FP500以下 低ダウン品 FP600~700 良質ダウン FP700以上 高品質ダウン
600フィルパワー以上あれば良質であるということですね。
フィルパワーは必ず明記するという義務はなく、基本的にするかしないかは自由となっています。
タグなどに〇〇〇FPと記載がある場合は保温性能の判断材料にしてみるとよいでしょう。
フィルパワー数値が高いほど軽量で保温性能が高いダウンを使用している、というのは分かりましたね。
しかし、ダウンジャケットを選ぶ際にはフィルパワーだけを見て決めてはいけません。
ダウンジャケットの品質タグを見ると『ダウン〇〇% フェザー〇〇%』というような表示がされているはずです。
実はダウンジャケットはダウンとフェザーという2種類の羽毛が混合しており、この混率が保温性能に影響してくるのです。
フェザーの方が1羽の鳥から取れる量も多いとされるので、ダウンに比べ安価です。
ダウンよりも嵩(かさ)が稼げるので、コストを抑えて作ろうと思ったら必然的にフェザーの比率は高くなり重くなっていきます。
一般的にはフェザー率10%以下で高品質、フェザー率30%以下で上質であると言われています。
以上のことからフィルパワーだけで一概にダウンジャケットの性能を見極めるのではなく、混率にも注意して見極めていく必要があります。
ただ、上述したようにブランドやメーカーによりフィルパワーを表示しないところもあるので本当に良いものを!と考えるのであれば表記されているものから選ぶべきでしょう。
最新のダウンジャケットですと、シームレス、ブロックテック、ゴアテックス、防水、ハイテク繊維など最新の技術を盛り込んでいるものもありますね。
羽毛より暖かい!?と言われているシンサレートという高機能中綿素材も近年登場しているぐらいです。
自分がどこまでの品質や性能を求めるのか、街着として着用するのか、アウトドアとして着用するのかなど、どんな用途で着用するのかを考慮すると良いでしょう。
今後のダウンジャケット選びの参考にしてみてくださいね。
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