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【ファッション用語解説】綿素材について

綿素材について解説します

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出典:Digital_Photo 花遊悠

コットンとも呼ばれる綿繊維ですが、その歴史はとても古く5,000年前から人類と密接な関係があったと言われています。

天然繊維の代表的な存在で、合成繊維のポリエステル繊維と並んで、現在世界でもっとも多く生産されている繊維です。

綿素材の洋服を1枚も持っていないと言う人はまずいないと思います。でも繊維フェチでもない限り、綿に詳しいよ!というひとはあまりいないと思います。

前回のブログではこれからの季節にぴったりの【麻】について解説しましたが、今回は遅ればせながら【綿】について解説したいと思います♪

 

綿の品種と産地について

1.短繊維

繊維長が10~20mmのものは短繊維といい、糸を紡ぐのには向きませんが、繊維が太く丈夫なため布団やクッションなどの中綿に使われます。

インドのデシ綿が有名で、日本では木綿と呼ばれます。

 

2.中繊維

繊維長が22~28mmで、太さも中間の繊維です。

メキシコ・アメリカ・オーストラリア・中国・インドなど世界中で生産されていて、特にアップランド綿という品種が有名で、いま世界中にある洋服のほとんどはこの品種のコットンで作られています。

 

3.長繊維

繊維長が29~38mmのもので、最も高価なコットンです。超長綿ともいいます。

ギザ綿・ピマ綿・海島綿などが有名ですが、生産量が非常に少なく希少価値の高い品種です。

比較的生産量の多いスーピマコットンは、ユニクロのTシャツにも使われていますね。

長繊維はシルクのような風合いと肌触りが特徴です。

 

4.オーガニックコットン

オーガニックコットンとは、コットンの品種ではなく、3年以上化学薬剤を使わない畑で、一切の農薬や化学肥料を使用しないで栽培された綿花のことです。

ので、普通のコットンもオーガニックコットンも原料の段階では同じものです。

一番大きな違いは環境への負荷です。化学薬品を使っていないので、人体にも優しいと言われています。

 

綿素材の特徴

通気性が高い

静電気が起こりにくい

熱に強くて丈夫

水に濡れても強度が落ちない

また、吸水・吸湿性が高いので、放湿するときに気化熱を奪ってくれ涼しく感じます。さらに、素材自体は熱伝導率が低いので、衣服内部の熱を保ってくれて冬暖かいです。

水に強く、染色性が高いという特徴もあるため、家でじゃぶじゃぶ洗えますし、汚れたときに漂白剤も使えます。熱にも強く、アイロンかけも可能です。

いいことばかりですが、短所はシワになりやすい点と、乾燥するときに縮む点くらいでしょうか?

比較的扱いやすく、注意点の少ないのが嬉しいですね♪

 

このようにいろいろと機能的な特徴もありますが、やっぱり一番の特徴は肌触りの良さじゃないでしょうか。

だからこそ、アンダーウェアやタオル、Tシャツ、パンツなどたくさんの衣類に使われるのだと思います。現在は繊維の技術の進化が著しく、天然繊維の性能を上回る繊維もたくさん開発されていますが、これからも綿素材は毎日の暮らしに欠かせないものだと思います^^

 

written by…

小泉 Dコレスタッフ フジヒロ / AGE:34自社工場生産管理担当高品質な洋服を皆様にお届けできるよう頑張ります!

 

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