「Prime Wardrobe」は今後のアパレルネット通販を変える?
2018年、10月末からAmazonプライム会員向けに「Prime Wardrobe」(プライムワードローブ)というサービスが始まったのはご存知でしょうか?
サービスの内容の詳細↓
①ファッションカテゴリ内の「Prime Wardrobe」対象の商品から3以上、最大8点まで好きなものを選ぶ
②届いた商品を自宅でゆっくり試着(もちろん送料無料)
③欲しいものだけ購入履歴から支払い手続き(到着から1週間を過ぎると全て自動で決済される)
④購入歴にて不要としたものは到着後1週間以内に届いた箱を使って返送(もちろん返品送料無料)
※「Prime Wardrobe」はプライム会員向けの特典となっています
アパレルネット通販において最大の課題ともいえる「試着ができないことからのサイズ感の不安」を解消する為の一手となります。
返品が増えれば増えるほど利益は下がってしまいますが、そもそも他のプライム会員の特典も利益ど返しの特典となっているのでAmazonにとってはシェアを獲得していくための投資となります。
その為日本を含むAmazonの海外事業は赤字となっています。
しかしAmazonはAWS(Amazon Web Services)という利益率の高いクラウド事業が主な収益源となっておりそっちで利益が出ていればOKというスタンスで、とにかく海外のシェアを取ることに重点を置いています。
「Prime Wardrobe」はファッション市場全体のシェアを取りに来ているのは間違いないでしょう。
サイズの悩みを解決することは必要不可欠
ネット通販のサイズ問題を解決するといえば、ZOZOTOWNもZOZOSUITを使って自分にぴったりのサイズをお届けするというやり方がありますね。
ピッタリサイズをお届けして同時に返品問題をも解決しようというもの。
Amazonは正反対で試着と返品の無料でサイズ問題を解決しようとしています。特にシューズ選びではかなり便利なサービスではないでしょうか。
サイズに対する不安を解消していくことが今後のアパレルネット通販においていかに重要かが伺えます。
まだまだ商品が少ない「Prime Wardrobe」
「Prime Wardrobe」は服を買いに外に出たくない、自宅で完結させたい。且つサイズ選びで失敗したくないという人んはピッタリのサービスです。
現状の課題としては商品数がまだまだ少ないこと。
全体的にシューズや下着が多いことや、トレンドを追ったアパレルらしい商品が全然ありません。
これではファッション感度の高い人は利用しないでしょう。
いくら試着と返品が無料で自由とはいえ、欲しい商品がなければ意味がないという…
これからどんどん商品展開は増えていくでしょうし、ZOZOの様に色んな体型データを蓄積してサイズ選びの精度を上げていくのかもしれません。
「amazonの脅威」「デス・バイ・アマゾン」なんて言葉がありますが、Amazonの台頭によって淘汰されるアパレル企業も出てくるでしょう。
そうならないためにもより身近で密着したお店である必要がありますね。
今から社会に出てくるZ世代と呼ばれる若者から選ばれるにはしっかりとしたファン作りが大事です。
ということで、今後ともDcollectionの応援よろしくお願いしますm(__)m
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